看護学部長・教授 坪川 トモ子 Tomoko Tsubokawa

担当学科

  • 看護学部 看護学科
  • 大学院 看護学研究科

研究テーマ

Q 先生の研究・活動を
教えてください

健康的な生活をするためには一人の努力だけでは難しいものです。ソーシャルキャピタル(人々の信頼、ネットワークや助け合いなどの人間関係・社会資本)と健康との関係や、グループや組織活動の主体性について研究しています。そのために、市町村の保健師の方々に協力いただくことや一緒にフィールドワークをすることもあります。また、行政分野の保健師をしていた経験を活かし、行政の各種協議会や保健師現任研修などにも関わっています。

Q この分野の面白さは、
どんなところですか?

人は誰でも自分で考え行動する力を持っています。それは他の人と関わって、一緒に何かをしたり、交流したりすることで引き出され、育まれ、発揮できるようになります。グループや組織ではその力が一層、醸成され発揮できる利点があります。人々が自身で行動する力を発揮できるようになっていく過程には進展も後退もありますが、素晴らしいことだと思います。そのような過程に関わったり、分析したりすることは研究活動の面白さだけでなく、自分自身の学びや成長にもなります。

授業紹介

公衆衛生看護学概論
看護職は「人々の健康」に関わる医療、保健、福祉など多くの分野で活躍しています。地域に暮らす人々の健康に関わっている保健師に焦点を当てて、公衆衛生看護、産業看護、学校保健、在宅看護を学んでいく入口の科目です。病院で働く看護師、助産師を目指す人も、健康とは?病気にならないようにするには?等々、みんなで一緒に考えながら学びます。
他にも、行政分野の保健師になるための演習や実習も担当しています。

メッセージ

私は専門的な資格を活かした仕事をしたいと思っていたところ、高校生のとき保健委員をしたきっかけから看護の道に進みました。看護は看護実践に加え、人々のつながりが健康に影響することや人々の健康やQOLの向上について学ぶことで、看護専門職としてはもちろん、自分自身の人生や考え方も豊かになります。人と関わることが好きな方は「看護」「公衆衛生看護」を一緒に学んでみませんか?

研究テーマ