教授 茶谷 利つ子 Ritsuko Chatani

担当学科

  • 福祉心理子ども学部 社会福祉学科
  • 福祉心理子ども学部 臨床心理学科

研究テーマ

著書

  • 新エッセンシャル 老人福祉論 高齢者に対する支援と介護保険制度

Q 先生の研究・活動を
教えてください

高齢者がQOLの高い生活をするには?という視点から施設サービス、福祉サービス、ソーシャルワーク支援、生きがい、気持ちを癒す方法などを研究しています。

Q この分野の面白さは、
どんなところですか?

高齢の方は長い人生から培った豊富な知識と経験をお持ちです。一人一人にストーリーがあり、研究はその人生に触れたり感じたり、思いを馳せることです。それはとても素敵なことだと思います。人は必ず老いるものです。その「老いが苦しみではなく楽しみになるように」と考えるのは楽しいですよ。

授業紹介

「老人福祉論Ⅰ・Ⅱ」                                                                  現代社会の中で高齢者がどのように暮らし、どのような点で困っていて、それをどのようにサポートして行くかを学びます。

メッセージ

私が社会福祉学科で学ぼうと思ったのは、中高校生のころ自分の周りに渦巻く色々な理不尽なこと、例えば貧困、労働問題、非行、虐待、不公正などに対する社会の対応に憤りを感じていて、もっと弱い人が安心して生きられる社会にするにはどうしたら良いのだろう?社会の仕組みをそうした人々の視点から学びたいという気持ちがあったからです。高齢者福祉を選んだのは、自分が一番寄り添いたい人はだれだろうと思って決めました。当時はまだ福祉や高齢者福祉に社会的関心が薄く、大学進学時は「福祉学んで食べていけるの?」とか、高齢分野を選んだ時は「児童なら就職先もあるけど高齢じゃ、食えないよ」と大学の先生の中にもそうおっしゃる方もいらっしゃったのですが、自分の気持ちにそった選択をして良かったと思っています。

研究テーマ