特任教授 伊藤 充 Mitsuru Ito

担当学科

  • 福祉心理子ども学部 子ども発達学科
  • 看護学部 看護学科

研究テーマ

著書

  • 『新潟県 県民性の歴史』 新潟日報事業社
  • 『新潟県 県民性の人物史』 新潟日報事業社
  • 『新潟県 県民性の民俗史』 新潟日報事業社
  • 『新潟の街と小学校の百物語』 新潟雪書房
  • 『知っておきたい 新潟県の歴史』新潟日報事業社

Q 先生の研究・活動を
教えてください

人間は地域の環境(その地域の自然・地理・歴史・民俗・制度を含めた)に影響されながら、どのように学び、どのように自分の力を高めていくかということについて新潟県域をフィールドに研究しています。分かりやすく言うと、人が県民性などの環境に影響されながらも個性を発揮して自分らしく生きていく事例を歴史的に研究しています。それが、幼児から大人にわたる教育活動に大きく影響すると考えるからです。特に地域性、県民性など、その地域に古くから伝わる環境は、これから私たち自身の力で変えていくことが可能です。その大きな力が保育や教育に存在すると考えています。

Q この分野の面白さは、
どんなところですか?

この分野の面白さは、自分の身の回りの環境、自分の周りにいる人々、そして自分自身までもが研究の対象として考えられることです。自然・地理・歴史・民俗・制度を含めた地域の環境のうち、私たちの努力で変えていくことができるものはどれか、変えていけないものはどれかを明らかにしていく。そして、変えていけるものは、どのように変えていくことができるのかを戦略的に考えていくことも興味深いことです。その大きな力になってくれるのが、保育であり教育です。保育や教育に大きな可能性が見出せるのも、この分野の大きな魅力です。

授業紹介

「教師論」を担当しています。教師の言動のすべてが子どもたちをどのように育てるかに関わっています。そんな「教師というもの」を学生のみなさんと一緒に考えていく授業です。私自身がかつて小学校の教師でした。たくさんの失敗をして教師人生を送ってきました。その失敗も教材として紹介しながら、教師はどうあればよいのかを、現在学校で起きる様々な問題とともに考えていきたいと思います。

メッセージ

子どもたちは、私たちが想像する以上に大きな可能性を持って生まれてきました。私たち大人は、子どもたちのために、どんな環境を準備できるのでしょうか。私たち大人は、無意識の内に子どもたちの力を高める環境や、子どもたちの力を削いでいく環境などを作ってしまっています。子どもたちは、保育や教育にどう向き合えばよいのか、一緒に考えてみませんか。

研究テーマ