助教 宮 淑恵 Yoshie Miya
担当学科
- 福祉心理子ども学部 社会福祉学科
研究テーマ
著書
- 介護福祉士 第9巻 第1号 p43-47 中央法規出版
- 実技試験パーフェクトナビ 2012 中央法規出版
Q
先生の研究・活動を
教えてください
研究については、今まで、「新潟市西区の介護施設の浸水災害対策について」や「新潟県下越地方の介護職員の腰痛に関する調査」等研究を行っていました。
今年度は、「介養協(かいようきょう)」という、「介護福祉士養成施設(一般に、介護福祉士を養成する専門学校、短期大学、大学)」の全国団体の活動も行っています。具体的には、秋に関東信越ブロック教員研修会が開催される予定ですので、その運営委員の活動を行っています。
Q
この分野の面白さは、
どんなところですか?
介護を必要としている人に対して、一人ひとりの身体の状態やご本人が望むことが違います。そのため、その人にかかわる様々な職種の人や同僚と話し合い、その人にあったサービスを提供すること。クリエイティブなお仕事だと思います。
声かけ一つで、介護を必要とされている人をやる気を出したりすること。
授業紹介
認知症の理解:「福祉」や「介護」の視点で「相手の立場になって考える」ということが大切になります。しかし、年をとったことがない。病気になったことがないので、年をとった人や病気になった人の「相手の立場に立って考える」ことは難しいです。
「認知症」の人の立場になる。ということは、経験したこと等が頭の記憶の保存するところに入ってこない場合があります。例えば、ほんの数分前に、認知症の人が私に質問したことを忘れてしまって、もう一回、質問をします。相手が病気でない人であれば、「さっきもそれを言ったよね」と話し、怒っても理解ができます。しかし、認知症の人の場合は「なぜこの人は怒っているのだろうか?」と思います。「相手の立場に立つ」には、病気等について十分に知らなくてはいけません。そのために、この科目で正しい知識や対応の仕方を一緒に勉強します。
メッセージ
高校生の時に、知人がボランティア活動を行っておりその活動を広報するお手伝いを行った。また、介護について実態を知ることがあり、学ぶきっかけとなった。