教授 齋藤 智 Satoshi Saito

担当学科

  • 短期大学部 人間総合学科
  • 福祉心理子ども学部 臨床心理学科

研究テーマ

著書

  • みんなが主役!わくわくファシリテーション授業(共著)
  • みなとまち新潟の社会史(共著)
  • COC+事業(2015~2019年度)看護職&介護職のための就労支援ー高齢者ケアのための学びなおしー(共著)

Q 先生の研究・活動を
教えてください

「キャリア教育」「地域連携」をテーマに研究・活動を行っています。
キャリア教育:
日本の職業資格制度における各種資格の有効性をテーマに研究を進めています。現在多くの職業資格がありますが、資格のイメージと実態との大きなズレが生じている資格もあり有効性に疑問のある資格も存在します。就職を意識したキャリア形成に向けての問題であるにも関わらず、実態を把握出来ずにいる点を取り上げ、調査研究を進めています。
地域連携:
自分の将来の生活スタイルは自身しか決めることは出来ません。そのため実践の第一歩として学生が実体験を伴った学びを推進するため産学連携を進めています。学生主体の企画、取材、編集活動によるフリーペーパーの発行や商店街の課題解決をテーマとしたインターンシップ、個別商店を取り上げたポスター作成展示など多くの企業と連携した活動となっています。

Q この分野の面白さは、
どんなところですか?

誰もが将来への不安を持ち、どのような生活を目指すのか、そのための糧をどのように得るかを考え就職を意識します。決して就職だけを考えるのではなく4つの生活をバランス良く考え、キャリアデザインを楽しむことです。
「職業生活」:生活の糧を得るための時間を過ごす
「家庭生活」:家族と過ごす時間を共有する
「社会生活」:地域の中で自身の役割を考える
「自分生活」:自分自身の自由な時間
*いかにして4つの生活を並立・充実するかです。
自ら主体的に取り組み、指示待ちではなく自ら解決する能力を持ち、コンピューターやロボットが到達できないであろう人間的感情、優しさ、思いやりを持った人間を目指しましょう。

授業紹介

地域連携実習Ⅰ・地域ミッションインターンシップ
地域商店街でのフィールドワークを通じ、産業界等から求められる「課題発見解決力」「提案力」「コミュニケーション力」の向上を目指し学びます。
学生の皆さんは業種・業界、施設・企業など進路選択先を問わず社会人として必要となる基礎力を身につけ、変化対応力について理解すると共に、学生時代に取組むべき課題を発見し、解決に向けた行動を実践します。
自分自身のキャリアデザインを実践するための方策と実社会で必要となる能力を身につけることで、成長のキッカケとなります。
他にも将来の職業選択を意識した学びを進める「就業力育成演習」を担当しています。

メッセージ

人生は全て自分の決断しかありません。AIがどんなに発展しても、誰かにアドバイスをもらっても最終決断は自身で下すことになります。
私もこれまで多くの方々を頼り、助けられましたが最終決断を迫られる環境下での選択が現在の仕事へ繋がっていました。
チャンスを掴むには「好奇心」「持続性」「積極性」を意識した生活の中で一歩を踏み出す勇気を持つことです。
目先の損得ではない少し先を見ることで、学びを深めていきましょう。

研究テーマ