准教授 福岡 龍太 Tatsuhiro Fukuoka

担当学科

  • 短期大学部 幼児教育学科
  • 福祉心理子ども学部 社会福祉学科

研究テーマ

著書

  • すべての感覚を駆使してわかる「乳幼児の造形表現」

Q 先生の研究・活動を
教えてください

 特に絵を描くことが苦手という人は、かつて自信をもって描いたのに大人から「もっと上手に描きなさい」と言われたり、描きたくもないものを無理やり描かされたりしたことはありませんでしたか。私は、みなさんの見てみよう、さわってみようと思う純粋な気持ち(好奇心)を大切に、そこから“作ってみよう”という自発的な表現意欲が生まれる時を待ちます。ことばで表せないことも、芸術的な活動ならば何とかなるはず。経験、体験したことを記録し、そこで得られた感想をじっくり振り返ることが私の研究の主軸です。芸術実践は心の筋力アップになると信じ、日々トレーニングを欠かしません。

Q この分野の面白さは、
どんなところですか?

 作りたくない時は作らなくてもいい、描きたくない時は描かなくてもいい。ただ、何かを感じようとするアンテナが24時間働くようになった時、その先にある自発的な表現活動は爆発的な破壊力を持っています。自ら発したその力の大きさに、自ら驚くところがこの研究の面白いところです。また、自身が予測していない発展が得られたとき、それは自分の表現力の脱皮が完了した証で、その繰り返しにより豊かな人生の形成が約束されるでしょう。焦らず、騒がず、自分の好奇心に振り回される快感が芸術実践の醍醐味です。

授業紹介

図画工作Ⅰ、Ⅱ
いままでの経験値とそこから得られた発想力をかたちにしながらつないでいきます。約束事はどんな課題に対しても”上手に作ろうとしないこと”です。

メッセージ

幼少期の私は人と違ったことばかりをやって目立ちたいと思っていました。いまだにその気持ちを持ち続けているせいか、芸術分野で生きています。この分野においては自分のやりたいことを好きなだけやっていいのです。成績!?評価!?そんなこと気にしないでください。

研究テーマ