Q
先生の研究・活動を
教えてください
地域で暮らす高齢者がもっと元気に活躍できることを目指して、健康寿命の延伸にかかる要因についての研究を行っています。
日常生活の中にある健康にかかる要因の探索と、摂食嚥下機能の維持・向上により誤嚥性肺炎を防止することに焦点を置いて活動しています。
Q
この分野の面白さは、
どんなところですか?
健康寿命というのは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことで、日本人の平均寿命と健康寿命の間には男性でおおよそ9年、女性では12年もの差があります。
平均寿命と健康寿命の差は日常生活に何らかの不自由がある期間ともいえます。この差は医療や介護などの社会保障や個人のQOLにかかる大きな課題でもあります。
二つの寿命の差は少しずつ縮まってきましたが、もっと縮まってほしい。長寿であることを喜び、日々の生活を活き活きと楽しめる未来に資することができます。
授業紹介
成人看護学Ⅰ
手術に伴い、これまでの生活を変化させる必要に迫られたり、生命の危機状態にある方への支援を患者さんの現在と将来を見据えて考えます。
成人看護学実習、成人看護実践論、生命倫理、基礎看護実践論などの科目も担当しています。
メッセージ
知れば知るほど、人間は面白いものです。人はさまざま理由で傷つきますが、人によって癒されていきます。
相手(人)を知るには自分自身にたくさんの経験が必要です。
広く関心をもってたくさんの経験をしてください。
様々な経験で自分に深みを持たせていきましょう。