助教 山口 友江 Yamaguchi Tomoe

担当学科

  • 短期大学部 人間総合学科

研究テーマ

Q 先生の研究・活動を
教えてください

超高齢化社会が進む中で、介護福祉士は重要な役割を担っています。介護施設で働く介護福祉士の感情労働を調べるとともに、介護現場でのストレス管理の仕方を明らかにし、より良い職場環境とはどうゆうものか、それを実現するにはどうすれば良いのかを探っています。それにあわせて、介護する人にもケアが必要だという認識を広めていきます。

Q この分野の面白さは、
どんなところですか?

これまで見過ごされぎみだった介護職員の感情労働やストレスマネジメントを考えることは、単に介護職員本人や環境の改善にとどまりません。介護を必要とする人たちにとって介護職員も環境の一部であり、環境が整えばその結果、介護を必要とする人の生活の質も上がります。その相乗効果がわかるとやりがいを感じます。

授業紹介

生活支援技術
加齢や障害によってそれまでの生活が継続できなくなった方たちに対して、尊厳の保持や自立支援、生活の豊かさの観点から、本人主体の生活が継続できるように、根拠に基づいた介護実践を行うための知識・技術を学ぶ授業です。様々な身体介護を中心に、すぐ実践できる介護技術が学べます。

メッセージ

単にできないところをお手伝いすることと、根拠に基づいた介護を行うのことは全く違います。その違いが判らずに、症状をひどくしてしまうケースも少なくありません。超高齢化社会が進む日本において、介護福祉士は必要不可欠な存在です。単に食事や入浴、排泄といった身体介護のみならず、「その人らしい生活」を探り生活の質を高めようとするためには、知識や技術が必要です。それらを習得する楽しさと実践した時の相手の喜びを知る時、自分の存在価値も高まります。

研究テーマ